パラベンにより男性不妊

Nofer労働医学研究所(ポーランド)は、先月、「Journal of Occupational and Environmental Medicine」にて、パラベンがテストステロン(男性ホルモンの一種)量を減少させ、精子機能を低下させると発表した。
パラベンにより精子運動率の低下、形成異常、質・機能の劣化が生じ、男性不妊の要因に成り得るという。パラベンは有機化合物であり、石鹸、クリーム、化粧品などに含まれる。また、食品、医薬品の防腐剤として使用されている。
研究チームは、ポーランドの医療機関にて不妊治療を受ける男性315人を対象に、パラベン5種類より合法的に生成したガス(1mL当たり15〜300mln)を吸引させ、パラベンが精子に与える影響を分析した。
尿中パラベン濃度が高い男性は、尿中パラベン濃度が低い男性と比べ、精子奇形率・異常形態率が高く、大部分の精子が形成異常であることが認められた。尿中パラベン濃度が極めて高い場合、形成異常精子に加えてDNA損傷精子の増加、精子運動率の低下は著しく、男性不妊が生じた。
動物モデル実験による先行研究では、パラベンがエストロゲン(女性ホルモンの一種)を模倣し、テストステロン量を減少させると報告された。

今回の研究において、パラベンが精子機能に影響を及ぼす摂取量は明らかになっていない。しかしながら、パラベンが精子機能を劣化させ、男性不妊の要因になることは確認された。ヨアンア・ユーレヴィッチ(Joanna Jurewicz)氏は、パラベン含有量の低い、あるいはパラベンフリー商品の使用を推奨している。

https://insights.ovid.com/crossref?an=00043764-900000000-98881

オクラと男性不妊

オクラは食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、栄養価が高い。抗ガン作用、美容、疲労回復、健康維持に効果的とされている。100グラムあたりに含まれる栄養素は、1日に必要な摂取栄養量のうち20%を占めるといわれる。
しかしながら、産業研究所(ナイジェリア・ラゴス)のOchuko Erikainure博士は、男性に対して、オクラが男性の生殖機能を低下させ、不妊を引き起こす要因になると注意を促す。
オクラはアフリカなど熱帯地方が原産であり、暑さや乾燥に強い。一方、ワタには有毒な色素「ゴシポール(炭素、酸素水素のみからなる有機化合物)」が含まれる。ゴシポールは油溶性の天然ポリフェノール(酸化防止剤)であり、精子におけるエネルギー代謝や精子生産に必要とされる酵素を阻止する作用がある。
Erikainure博士は、ゴシポールにより、男性の精子生産や精子形成は抑制され、精子数の減少、生殖機能の低下を引き起こし、男性不妊の要因に成り得ると説明する。オクラの殺精子作用を利用して、男性避妊具として用いる地域もあるという。

http://dailypost.ng/2017/07/30/how-okro-affects-sex-causes-infertility-expert/

黄砂で男性不妊

YOMIURI ONLINEの小堀善友先生の記事によると、

アンドロロジー学会にて、オスの生殖機能に黄砂が影響するとの報告がありました。大分県立看護科学大学の吉田成一先生の講演です。
吉田先生によると、黄砂をマウスに吸引させることにより、精巣が萎縮し、精子を作る機能が低下しました。黄砂についていた微生物をマウスの気管内に投与しても、精子の数や運動が低下しました。ホルモンにも影響を与えることも分かったというのです。
興味深かったのは、すでに妊娠している雌のマウスに黄砂を投与すると、その子どものオスの胎仔数(赤ちゃんの数)が減ったことでした。また、その子どもの精巣重量は小さく、造精機能が低くなることがわかったのです(生殖器の発達遅延)。
今や話題のPM2.5なのですが、生殖能力にまで影響を与える可能性があるとのこと。注意が必要ですね。

気象庁黄砂情報

日本アンドロロジー学会では、精子形成、性分化から男性更年期障害、勃起障害、前立腺がんまでさまざまな発表、シンポジウム、講演があり、丸2日間、朝から晩まで熱心な議論がされております。

胡麻は男性不妊に効くか!?

「Journal of Research in Medical Sciences」掲載の研究論文にて、ゴマには精子数・精子運動率を改善する効果があると報告されている。
日常的にゴマを摂取することにより、男性不妊の改善に効果があるという。専門家らは、男性不妊の治療において、ゴマの摂取は効果的で安全な治療法であると主張している。
27歳から40歳まで、不妊に悩む男性25人を対象に、精子の質に対するゴマの効果に関する臨床試験を実施した。3ヶ月間、ゴマ0.5mg/kg(体重×0.5ミリグラム)を摂取した結果、被験者の男性は、精子数・精子運動率が著しく改善した。
当初、被験者らは、精子数・精子運動率・精子形態より体外受精や顕微受精が必要な状態であった。3ヶ月間ゴマを摂取したところ、被験者のうち2人は、不妊治療を一切行わずに性行為のみでパートナーが自然妊娠したという。
ゴマには抗酸化効果、老化防止効果があり、活性酵素とリグナンを豊富に含む。活性酵素とリグナンは、エストロゲンに似た働きをする為、精巣上体に貯蔵される精子を改善し、より大きな精母細胞(精子を生産する生殖細胞の前駆体)の生育を促すという。
研究を通して、ゴマに含まれるリグナンにより、精子数・精子運動率が改善されると判明した。

http://www.thehealthsite.com/diseases-conditions/sesame-seeds-can-fight-infertility-study-v1215/

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