ロシアのIVF費用は国が助成。

 ロシアの人口は、ソ連が崩壊した1991年は1億4830万人だったが、その後2010年には1億4290万人に落ち込んだ。現人口は1億4600万人だが、2035年までに400万人から1200万人の減少が予測されている。現在20代の若者たちは、不景気で出生率が大幅に低下した世代であるため、親になる人数もそれだけ少ない。人口は、昨年の1月から10月までの間に26万人近く減少し、過去11年間で最も著しい下げ幅を記録した。

ロシア保健省によると、公的保障によるIVF処置の件数は、2016年の年間4万6000件から2018年の年間7万8000件に上昇した。目標は2024年までに9万件にすることだ。 

 女性の生殖の権利に関するロシアの法律は非常に進歩的だ。生殖補助に対する年齢制限もなく、独身女性や未婚のカップルにも門戸が開かれている。
 民間の診療所では、IVFは一連の過程1回で約10万ルーブル(約14万円)から提供されているが、精子提供や卵子提供の金額は含まれておらず、費用は平均月収の3倍を超える。 

 だが、不妊治療としては成功率約30%で最も効果があるとされるIVFは、2013年以降、強制加入の健康保険制度の下、国費で大幅に賄われるようになった。IVFは、年間2万5000件から3万件の出産につながり、全国の出産件数の2%近くを占めている。昨年からは、民間の診療所でIVFを受けた費用も補償されるようになった。

日本の体外受精ってそれでいいの?

IVFや顕微などの体外受精、出産率は日本全国平均で、11.2%しかない。というのはご存知?ですよね。
では着床前診断して戻したものは、70%あるのをご存知か?知ってるって!あらそう(笑)
どうしてそんなに差があるのでしょう?
どういうことかというと、約2/3の受精卵が壊れていて、出産までできないためである。
え?壊れているのに戻しているの?高額なのに??
これは医療の闇か、それとも??
先進各国は、着床前診断はほとんどの国々でやっている。では日本はなぜしないの?モラル?では先進各国はモラルはないとでも?そのようなものはとうに済んでいます。日本だけなぜ進んでいない?

で、日本で着床前診断して、出産率が70%と書きました。
残りの30%が残念ながら着床しないか、そのほかなのですね。
その30%のうち、25%くらいは出産できると思うんですよね。鍼やお灸をすれば。なぜしない?

今、うちで壁に当たっている男性の高血糖(85位上)は、遺伝子が壊れているので、戻せない。ので問題にならない。なので世界各国では、私が言う、高血糖の数値自体が問題にならないので論文にもなってない!
で、論文しか信じない人はいつまでたっても気がつかないでいる。

早期の治療変革を望む!

生殖医療による誕生児、先天異常が通常より高率に

【6月14日 AFP】生殖補助医療(ART)によって生まれた子どもに、そうでない子どもをかなり上回る確率で先天異常がみられるという報告が13日、発表された。

 生殖補助医療には体外受精(IVF)や卵細胞質内精子注入法(ICSI)のほか、女性が排卵を促すために受けるホルモン療法などがあるが、こうした方法で先天異常のリスクが高まることがあるという認識をARTを希望する親たちに情報として広めるべきだと、発表した科学者チームは強く勧告している。

 今回の研究は同様のものでは過去最大で、フランス国内に登録される33の医療機関で2003?07年の間に、ARTによる全誕生児1万5000人以上を対象に調査した。その結果、4.24%の割合で深刻な先天異常をもつ子どもが見つかり、ARTによらない出産の場合の2?3%を上回った。

 研究主任を務めるパリ(Paris)のポート・ロイヤル(Port Royal)産科病院の臨床遺伝学者、ジェラルディン・ビオ(Geraldine Viot)博士によると、通常よりも心臓や泌尿生殖器に深刻な先天異常がみられ、男児の異常発生率のほうが高かったという。

 比較的深刻度の低い異常では、皮膚表面あるいは表皮に近い内側にできる良性腫瘍である血管腫の症例が、ARTによらない誕生児の5倍多く確認された。これは男女別では女児に倍の割合で多かった。

 先天異常をもって生まれた子どもとそうでない子どもの親の平均年齢に違いはなかったことから、ARTを受けていた親の年齢は因子ではないと推測される。また先天異常がどの程度、親から受け継ぐ遺伝的変異によるものなのか、あるいはART自体にどの程度起因するのかも未知数だ。

 過去の研究では、IVFで問題を引き起こす最も一般的な要因は卵子の染色体数の異常であることが知られている。こうしたいわゆる「遺伝子刷り込み」の異常はまた、高い確率で先天異常も引き起こしやすいだろうとビオ氏は指摘する。「不妊が増え、より多くのカップルが妊娠にARTを用いる必要がある中では、 ARTによって誕生した子どもたちにみられる異常を引き起こす原因について、できる限り多くのことを発見することが極めて重要だ」