乳製品は精子に悪い?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9B%E4%B9%B3 から引用。
先進国で酪農の産業化のために70年ほど前から始まった妊娠牛からの搾乳により、現在市販されている牛乳の乳漿中のエストロゲン、プロゲステロン濃度は極めて高い状態となっている。女性ホルモン濃度は、妊娠していない牛から搾乳された牛乳に比べてエストロゲンで約2倍、プロゲステロンで6 – 8倍である。これらの過剰な女性ホルモンはヒトの免疫機能を低下させるため、感染症への抵抗力を落とす。また月経障害、生殖機能低下を招き、各種アレルギー反応を助長する。女性ホルモンによる影響は牛乳および全ての乳製品の摂取に拠る(角田和彦 (2001) 参照。
しかし、妊娠牛からの乳であっても女性ホルモンの含有量は1,000 pg/mlであり、他の食品と比較して多いわけではない。例えば大豆における大豆イソフラボンの含有量は1.4 mg/g (1400,000,000 pg/g) 程度あり、このうち半分程度が女性ホルモンとして扱われる状態に変化する。

内閣府食品安全委員会 平成15年度食品安全確保総合調査
食品のリスク管理の実施状況に関する調査報告書 (市販牛乳及ひ?脱脂粉乳中における牛の性ホルモンの含有量実態調査調査分)によると、

精密分析によるエストロゲン(17α及び17β-エストラジオール,エストロン,エストリオール)の測定結果から,牛乳及び脱脂粉乳中ではエストロンのみがほぼ全検体から検出された。牛乳におけるエストロン含有量は,0.006〜0.021 ng/g の範囲にあり,全平均は 0.014 ng/gであった。また,エライザー法では,範囲は0.005〜0.023 ng/g,全平均は 0.012 ng/gであった。

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