子どもは薬物影響大

 特定の薬物は、子どもの方が大人よりも脳に取り込まれやすく蓄積もしやすいことを理化学研究所分子イメージング科学研究センター(神戸市)と東京大のチームが初めてアカゲザルで確認し、25日発表した。

 チームは、薬物の副作用の現れ方は年齢差がある場合があるが、薬物の脳への移行が関わっている可能性があるとしている。副作用の原因解明や予測に役立ちそうだ。

 チームは幼少期、成熟期のサルに、抗インフルエンザ薬のタミフル、抗不整脈薬を静脈に注射。薬に含ませた炭素を目印に脳内の濃度や取り込まれる速さを陽電子放射断層撮影装置(PET)で調べた。

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