ビスフェノールAは精子を殺す

ビスフェノールAとかBPAって呼ばれてるプラスチックを作成するのにつかわれている科学物質は、安いし飛散防止という長所から水筒、歯の詰め物、スポーツ用品などなど、私たちの身の回りのいろんなものに使われているんですけど…そんな便利で身近なBPAが、なんと精子を殺しているらしいんです。

Kaiser Permanenteさんの最新の報告によると、BPAに高濃度被爆した男性の精子は2割〜4割ほど少なくて質も悪いとか。中には死んでしまっているのもいるそうです。これは子孫繁栄を目指している人達が求めてる精子とは程遠いもので、本当に恐ろしいことです。

自分はそんなにいうほどプラスチック製品を使ってないから大丈夫と安心している人もいるかもしれませんけど、研究に関わった人全員が、安全と判断される範囲ではあるけれど、EPAに被爆していたそうです。

更に悪いことに…。科学者たちは私たちの生活のの中でBPAがしみ込んでいる場所を探し続けているんですけど、缶詰やレシートにもBPAが…。缶詰は使わない派でもレシートは1日に1回は触ってますよね?

知らないうちに日々、体が汚染されている状況なんて、恐ろしすぎますよ。しかも、至る所に潜んでるから、私たちの生活をBPAフリーにするのはかなり難しそうですからねぇ。文明の利器は使わず自然いっぱいな世界で生きていく決断をすれば別かもしれませんけどね。

とはいえ、ちょっとした希望の光もあるんです。コカコーラのような大手企業がBPAを含んでいるパッケージは全て廃止すると発表しているみたいなので、徐々にこの傾向が浸透し、今よりはBPAフリーな精子たちが安心できる世の中になっていくことを願いたいですよね。

厚生労働省のビスフェノールAについてのQ&A