不妊と遺伝子の関連研究へ 患者の精子で

 ある種の遺伝子異常が男性不妊と関連しているのかどうかを調べる臨床研究に、東北大とセント・ルカ産婦人科(大分市、宇津宮隆史院長)のチームが近く本格的に乗り出すことが、28日までに明らかになった。

 不妊治療で体外受精をする際、運動能力が高い精子を選んで卵子と受精させるが、妊娠に至らないケースも多く、未知の原因が疑われている。遺伝子異常との関連が解明されれば、将来、診断や治療に生かせる可能性もあるという。

 計画によるとチームは、不妊治療を受ける男性患者約100人から精子を提供してもらい、遺伝子に異常がないかを調べる。

 中でもチームが注目するのは、父、母からそれぞれ受け継いだ計2つの遺伝子のうち、一方だけが働くように調節された「刷り込み遺伝子」と呼ばれる遺伝子の異常。

 海外で近年、体外受精や顕微授精などによって生まれた子どもでは、刷り込み遺伝子の異常で起こる奇形や病気の割合が多いと報告されているためだ。
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うちも男性不妊が多い!

でも治療出来ないのでどうしようもない!というか来ない。

小児鍼

小児鍼、これは難しいですね!

子供なので社会のモラルや道理が理解されてない。

そして他の患者さんにご迷惑を掛けてしまうのです。これでもう何人来なくなっただろうか?

これからは暇な時間帯しか診ないこととします。

「代理母」に20〜50代の40人志願

 不妊夫婦の妻に代わって出産する「代理母」を公募していた諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘(ねつ・やひろ)院長は23日までに約40人の女性が志願してきたことを明らかにした。

 同院長は、志願した女性に家族の協力態勢などのアンケートを実施し、代理母を受け入れる覚悟などについて確認を進めている。日本学術会議・生殖補助医療の在り方検討委員会で、24日に報告する。

 根津院長によると、代理母に志願してきた女性は20代〜50代前半で、いずれも出産経験がある。代理出産は命がけの行為であり、妊娠から出産までの約10か月間、日常生活に制限も加わる。いくら志願した本人が望んでも、家族の理解や協力が得られなければトラブルにつながる恐れがある。このため根津院長は、志願者全員にアンケートの実施を決めた。

 アンケートは、まず夫や子どもの存在を確認。代理母の妊娠・出産に伴う病気や死亡への補償制度が確立されることを前提に、「もし、あなたが亡くなっても、家族は納得できるか」などと、夫と夫婦の両親の意向をたずねている。

 根津院長は「厳しい質問も含まれ、志願者は減るかもしれないが、代理母になってもいい人は少なからずいる。国が代理出産を前向きに検討する際の資料にもしてほしい。今後、面接などして志願者を選考するが、補償制度が未整備のまま、代理出産を実施するつもりはない」と話している。

 根津院長がこれまで行った5組の代理出産例は、すべて姉妹や母親など身内の間だったため、大きな問題は起きなかったという。