不妊治療支援を拡大 岡山県

 岡山県は今月から、妊娠しない不妊症や、流産・死産を繰り返す不育症などに悩む夫婦を支援する不妊治療対策事業を拡大した。体外受精や顕微授精などの不妊治療を受けた夫婦に対する助成金を増額するほか、岡山大病院に委託して行っている「県不妊専門相談センター」(岡山市鹿田町)の相談日を増やす。

 助成金は従来、一回の治療につき10万円まで、単年度当たり1回だったものを、2回を限度に拡大。対象となる夫婦の所得合計も650万円未満から730万円未満に緩和する。助成期間は通算5年間。

 また、毎週水、金曜日に限られていた県不妊専門相談センターの面接相談日に、毎月第1土、日曜日と第3木曜日を加えるほか、面接と同じ日しか受け付けていなかった電話相談(086―235―6542)に第1土曜日を加える。

 県では、県北部で相談会を開催するほか、7月には岡山市で講演会も計画。総事業費は4945万8000円。問い合わせは、県健康対策課母子・歯科保健班(086―224―2111、内線2715)。

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