UK女性の10人に1人、不妊治療に5万ポンドの出費は覚悟

イギリス女性の多くが母親になるためなら多額の出費も惜しまないと考えていることを「デイリー・メール」紙が伝えた。そのために仕事を増やしたり、所持品を売却したり、年金用の積み立て金を減額してもよいと考えているという。

女性誌『Red』 による「年次・妊娠レポート」では、30〜45歳の女性2,000人を対象に行ったアンケートを実施。回答者の半数は妊娠を試みたことがあり、そのうち39%が何かしらの問題に行き当たったとされる。

不妊治療に費やしてもよいと考える金額の平均は1万5,000ポンドで、10人に1人は5万ポンドまでと回答。加えて5人に1人の女性が、国営医療サービスNHSでよりよい治療を受けるために、引っ越しも考えてるという。

また不妊に悩む女性の10人に1人が何らかの不妊治療を受けており、その平均出費額は8,678ポンド。

英国で行われる不妊治療は年間4万5,000件近くで、プライベート医療を利用すると1回の治療費は5,000ポンドを越えるという。

あるカップルは不妊治療に2万5,000ポンドを投じたとし、子供を授かるためにそれだけの金額を費やしたことを後悔してはいないが、いい体験ではなかったと語っているという。

『Red』誌のサム・バーカー編集長は「同レポートにあるように、多くの女性が母親になるために大きな経済的負担を覚悟していることが改めて分かった」とコメントしている。

イギリス ポンドは今のレートで約129円

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