抗生剤きかぬ「スーパー細菌」

【ロンドン=大内佐紀】インドとパキスタンが発生源とみられ、抗生物質がほとんど効かない新たな腸内細菌に感染した患者が、両国のほか、欧米諸国でも急増し、17日までに、ベルギーで1人の死亡が確認された。

 英医学誌ランセットは世界的な感染拡大につながる恐れがあるとして、対策を呼びかけている。

 AFP通信によると、死亡したベルギー人はパキスタンを旅行中、自動車事故に遭い、同国の病院からブリュッセルの病院に移送されたが、すでに新型耐性菌に感染していたという。

 新型耐性菌は「NDM1」という新しく確認された遺伝子を持ち、抗生物質への耐性が著しく高く、「スーパー細菌」の俗称がついている。感染すると、菌や菌の毒素が全身に広がって臓器に重い炎症を起こし、致死率の高い敗血症などになる恐れもある。ランセット誌は、英国で37人の感染者が確認されたとし、AP通信によれば、オランダ、スウェーデン、米国、オーストラリアなどでも感染が確認されている。

 同誌は、感染経路について特に、「インドには、欧州や米国から美容整形を受けに行く人が多い」と言及している。

岡山県内の出生数、過去最低 09年調査、3年連続減少

 県内で2009年に生まれた赤ちゃんは前年比657人減の1万6387人と3年連続で減少し、過去最低だったことが22日までに県などの調べで分かった。女性1人が生涯に生む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率も0・04ポイント減の1・39で、4年ぶりに低下した。

 県内の出生数は05年に1万6688人まで減少。06年は団塊ジュニア世代(1971〜74年生まれ)を中心にした30代半ばの出産増などで増えたものの、07年から再び減少に転じている。05年に過去最低の1・37を記録して以降は上昇していた合計特殊出生率もストップし、少子化に歯止めがかかっていない。

 出産した女性の年齢は30代以上が54・8%。出生数は20代と30代前半は前年より減少する一方、30代後半と40代以上は増加した。平均初婚年齢は男性29・6歳、女性28・0歳といずれも前年(男性29・5歳、女性27・8歳)より遅く、晩産化、晩婚化の傾向が続いている。