岡山県内の出生数、過去最低 09年調査、3年連続減少

 県内で2009年に生まれた赤ちゃんは前年比657人減の1万6387人と3年連続で減少し、過去最低だったことが22日までに県などの調べで分かった。女性1人が生涯に生む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率も0・04ポイント減の1・39で、4年ぶりに低下した。

 県内の出生数は05年に1万6688人まで減少。06年は団塊ジュニア世代(1971〜74年生まれ)を中心にした30代半ばの出産増などで増えたものの、07年から再び減少に転じている。05年に過去最低の1・37を記録して以降は上昇していた合計特殊出生率もストップし、少子化に歯止めがかかっていない。

 出産した女性の年齢は30代以上が54・8%。出生数は20代と30代前半は前年より減少する一方、30代後半と40代以上は増加した。平均初婚年齢は男性29・6歳、女性28・0歳といずれも前年(男性29・5歳、女性27・8歳)より遅く、晩産化、晩婚化の傾向が続いている。

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