【9月18日 AFP】国立台湾大学(National Taiwan University)の研究チームは17日、精子の質をもとに男性の生殖能力を測定できる家庭用の診断キットを開発したと発表した。
従来の家庭用診断キットが精子細胞の「量」で判断していたのに対し、今回開発されたものは、生殖能力の重要な指標である精子細胞の「質」で判断するという点で画期的だ。診断キットは、精子の運動性、つまり卵子に到達できる能力を、数値で表示する。
チームを率いたAndrew Wo氏は、「男性の不妊は、主に、ストレスや喫煙といったライフスタイルに起因している。ライフスタイルを変えることによる精子の質の変化を、診断キットで確認することもできる」と話す。
Wo氏はまた、子どもができないのは自分のせいだと感じている女性たちにとっても、診断キットは魅力的に映るだろうと話した。
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