食品添加物を取り過ぎると男性不妊を促す可能性がある

科学雑誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」に発表された論文によれば、米国の学者グループは「味覚を感じる2つのタンパク質は、精子の正常な形成にとって必要不可欠であり、食品添加物を取り過ぎると、男性不妊を促す可能性がある」と指摘した。
米ペンシルベニア大学モネル化学感覚研究所のモシンガー(Bedrich Mosinger)氏を中心とした研究グループは、味覚をつかさどる2つのタンパク質を同時に持たないネズミの雄は不妊症である事を発見した。これまでこの2つのタンパク質は、精巣と精子の中にあったが、その機能については知られていなかった。
実験では、血液内のコレステロールの値を下げるために用いられる薬品、クロフィブラートを与えるのを止めたところ、ネズミの雄の繁殖能力が元に戻った。
今のところ、中性脂肪を下げるのに威力を発揮するフィブラート系薬剤を摂取したことのない男性に不妊の例は報告されていないが、特別な研究はなかった。
甘味阻害剤ラクチゾール除草用に農業で用いられる若干の薬剤も、タンパク質をブロックしてしまうという。

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そうか!中性脂肪などのコレステロールを下げる薬を飲むと男性不妊になる可能性があるということか。
除草剤なんて普通に使ってますよね。

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