不育症の女性、病院に4割不満

岡山大教授ら調査

 流産、死産を繰り返す「不育症」の女性の約4割が、病院の対応に不満を持っているという調査結果を、岡山大大学院の中塚幹也教授(看護学分野)らが28日までにまとめた。医療スタッフの配慮に欠けた言動が、流産、死産で傷ついた女性の精神状態をさらに悪化させている実態が浮かび上がったといえ、中塚教授は「次の妊娠に向けた意欲をそぐ一因」と指摘している。

 不育症は、血液が固まりやすくなる凝固異常のため胎盤の血管が詰まることで起きたり、子宮の形態異常、染色体異常が原因。患者数など詳しい実態は分かっていない。

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