asahi.comによると
病気などが原因で妊娠できない女性に対し、無償での卵子提供を仲介するNPO法人「OD―NET」(神戸市)は、匿名の第三者による2組の卵子提供を、提携する医療機関団体の倫理委員会が承認したことを明らかにした。実施されれば、国内初めての匿名の卵子提供になるという。
同法人によると、提供を受ける対象になっているのは、無月経の症状を伴うターナー症候群や早発閉経などで卵子がない40歳未満の既婚者。今年に入り、不妊治療をする医療機関で作る団体の倫理委員会が2組の卵子提供を承認したという。ほかに、3組が倫理委員会に申請する予定。
提携する医療機関がこれまで、卵子の提供者と提供を希望する夫婦を対象に検査やカウンセリングなどの手続きを進めてきた。
卵子がないことなどで妊娠できない女性が海外に有償で卵子を求める例は増加傾向にあるとされる。厚生労働省の審議会は、法整備などを条件に匿名の第三者からの無償提供を認めている。
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