世界初の体外受精児の母、英女性が死去

世界で初めて体外受精児を出産した英国人女性レズリー・ブラウンさんが6月6日に英南西部ブリストルの病院で死去した。

 64歳だった。遺族が20日明らかにした。

 ブラウンさんは1978年7月、ロバート・エドワーズ英ケンブリッジ大名誉教授(86)とパトリック・ステプトー医学博士(故人)の不妊治療を受け、世界初の体外受精児となった長女ルイーズさんを出産。4年後には同じ方法で次女ナタリーさんを産んだ。エドワーズ氏は2010年に「体外受精技術の開発」でノーベル生理学・医学賞を受賞した。

 ブラウンさんは、08年にルイーズさんが30歳の誕生日を迎えた際、子供や孫に囲まれて、「体外受精がなければ、母親にも、祖母にもなれなかったでしょう」と語って感謝を表していた。

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勇気有る母にご冥福をお祈りします。

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