14年の合計特殊出生率1.42

日本経済新聞によると

 厚生労働省が5日発表した2014年の人口動態統計によると、1人の女性が生涯に何人の子どもを産むのかを推計した合計特殊出生率は1.42となり、9年ぶりに低下した。05年の1.26を底に緩やかに上昇していたが、前年を0.01ポイント下回った。女性が第1子を産む平均年齢は30.6歳となり、晩婚・晩産が一段と進んだ。出生数は100万人割れ目前で、人口減少と少子化への対策が急務であることが改めて浮き彫りになった。
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2013年の合計特殊出生率は1・43

 2013年の合計特殊出生率は1・43で、前年を0・02ポイント上回った。厚生労働省が4日公表した人口動態統計でわかった。上昇は2年連続。晩婚化で、30代になって産む30〜40代の団塊ジュニア世代が増えていることが背景にある。ただ、人口が維持できる水準ではなく、今後も減少に歯止めがかかりそうにない。
合計特殊出生率は、1人の女性が生涯に産むだろうと想定される数。人口を維持できる水準は2・07とされる。1970年代前半の第2次ベビーブームまで2以上の水準が続いたが、75年に2を割ってからは減少傾向に転じ、05年には過去最低の1・26になった。その後はわずかながら上昇傾向が続く。

岡山県、合計特殊出生率2年ぶり上昇

 2010年の岡山県内の合計特殊出生率が2年ぶりに上昇に転じ、前年比0・06ポイント増の1・45となったことが、8日までの県などの調べで分かった。合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示し、少子化のバロメーターとされる。上げ幅はわずかとはいえ平成に入り最大で、率も 47都道府県中19位と前年より四つアップした。

 ただ増加したのは、晩婚化、晩産化で団塊ジュニア世代(1971〜74年生まれ)に当たる30代後半が全体を押し上げたためとみられ、県は世代が進めば再び減少に転じるのは不可避と分析。「少子化の流れに歯止めが掛かったとはいえない」(子ども未来課)としている。