2024年の合計特殊出生率は1.15、過去最低を大幅更新

日本総研の記事によると、

出生数の変化を要因分解すると、2024年の特徴は、有配偶率と有配偶出生率の2要因が、2020年よりも強く出生数を下押ししたこと。コロナ禍で婚姻数が大幅減少した余波で有配偶率要因の下押しが強まることは当然であるが、有配偶出生率要因も下押しの影響を強めている点は要注意。たとえ婚姻数の減少を止めても、夫婦が持つ子どもの数の減少(有配偶出生率の低下)を改善できなければ、今後も出生率・出生数の低下に歯止めはかからず。

岡山県奈義町の出生率 全国トップに並ぶ

山陽新聞の記事によると、
岡山県奈義町は24日、2014年の合計特殊出生率(速報値)が前年より0・93ポイント上がり、2・81になったと発表した。国が比較指標としている5年間の平均値でトップの鹿児島県伊仙町(08〜12年)に、一時的ながら並んだ。
 合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数。人口維持には2・07が必要とされるが、14年の全国平均は1・42、岡山県平均は1・49にとどまっている。岡山県が県内市町村別の直近値として公表している12年の最高は新庄村の3・43だった。
 奈義町は1999年から統計を取り始め、従来の最高は2000年の2・19。08〜12年平均は1・67、13年は1・88だったが、14年は前年より17人増の60人が誕生したことで大幅にアップした。
 町は12年4月に「子育て応援宣言」を打ち出し、高校生まで医療費を無料化したほか、不妊治療への助成などを展開。若者の移住・定住策も進め、14年には月額5万円で借りられる2階一戸建ての町営住宅を整備している。
 笠木義孝町長は「町の将来に夢と希望が持てる。一過性で終わらせないためにも、子育て世代の立場に立った施策を継続する」と話している。

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素晴らしい、国もこうあるべきだ!