風疹ワクチン、無料受診券配布も利用1割

風疹は、18年に2917人、19年に2195人の患者が報告され、妊婦が風疹ウイルスに感染したことで胎児も感染し障害が起きる「先天性風疹症候群」も3例確認された。

40〜57歳の男性に免疫を持っていない人が多いことが流行の原因と考えられるため、厚労省はこの年代の男性を対象に抗体検査とワクチン接種を3年間原則無料にすることを決定。19年度は特に患者が多い1972年4月2日?79年4月1日生まれに絞り、受診券を配布している。

しかし、厚労省が調べた結果、今年7月までの4カ月間で抗体検査を受けたのは約16%、ワクチン接種を受けたのは約14%だった。大都市圏が流行の中心となっているが、ワクチンを接種した割合は神奈川県と大阪府、福岡県で9%、東京都で12%にとどまった。

(Visited 1 times, 1 visits today)