ある患者さんを診ていてとても勉強になっています。
この人の場合、ホルモンバランスの乱れは虚弱体質から来ていると思っていましたが、どうも違うようです。
何か遺伝的要因があるようなのです。
数ヶ月治療してみて、体調は良くなったが、肝心のホルモンバランスが良くならない。
この人の場合、ベストの体調に持って行っても自然妊娠は無理なようです。
なので薬に頼らないといけない。薬を使い無理やり持って行くと副作用が酷いことになります。
薬だけでは良い卵胞が取れなかったのですが、鍼灸や食事を気をつけるようになり良い卵胞が出来るようになりました。
しかし、卵は良いのが取れていても妊娠に到るかというとまた別の問題が出てきます。
精子の問題があるからです。精子の研究はこれからでまだ殆ど分かっていないのが現状です。
なのでIVFや顕微受精でも妊娠率は50%に満たないのです。
私が精子が悪いのでは?といっても信用してくれません。この50%の科学の現状の方を信用しているのです。
といっても鍼灸でうまく行った方は私を信用してくれています。
現状としましては奥様を治療していくしかないようです。実に歯がゆいです。思いどおりの治療が出来ていません。
時がたって、科学が進歩し精子が解き明かされたら飛躍的に妊娠率はアップするでしょう。
私はいま、思っているのは90%までいけるのではないでしょうか?
はたして10年後は何%になっているでしょう?
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