【ロンドン共同】AP通信は13日、スウェーデンのイエーテボリ大の医師らが、出産を望む女性9人への子宮移植手術に成功したと報じた。子宮を提供したのは、母親など生存している親族ら。9人は生まれつき子宮がないか、がんのために切除。近く妊娠を試みるというが、出産目的の生体子宮移植が容認されるべきか、生命倫理上の議論を呼びそうだ。
子宮移植はこれまでサウジアラビアとトルコで行われたが、出産例はない。トルコの例では妊娠8週の検査で胎児の心音が確認できず、昨年5月に人工中絶していた。
APによると、今回の9人には卵巣があり、手術の前に一部の卵子を取り出した。
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