スウェーデンのイエーテボリ大は、母の子宮を娘に移植する手術を行ったと発表した。子宮がない女性患者に対する不妊治療の一環で、体外受精させて保存してある受精卵を移植して妊娠を目指す。うまくいけば、患者は自分が生まれた子宮から子を産むことになる。
移植を受けたのは30代の患者2人。1人は子宮頸(けい)がんで子宮を摘出され、もう1人は生まれつき子宮がなかった。2人は15、16日にあった移植手術から順調に回復し、合併症は起きていないという。
手術は複雑で、数年間の訓練を積んできた10人以上の外科医が参加。チームは「2人は手術後の疲れが出ているが、いずれも元気を取り戻している。母親も数日で退院できる」とコメントしている。
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