世界最高齢出産女性、年齢を偽り不妊治療

 【ロンドン 28日 ロイター】 昨年12月に67歳で双子を産んだ世界最高齢出産のスペイン人女性が、不妊治療を受けるために年齢を若く偽っていたことが分かった。英日曜紙ニュース・オブ・ザ・ワールドが報じた。米ロサンゼルスにあるパシフィック生殖医療センターで体外受精プログラムを受けるに際し、自身の年齢を55歳としていたという。

 女性は同紙のインタビューで「彼らは年齢を聞くこともパスポートを求めることもしませんでした。私は今はちょっと疲れて見えるかもしれませんが、出産前はやせていて、もっと若く見えたのよ」と述べた。

 パシフィック生殖医療センターからのコメントは今のところ得られていない。ただ、各メディアによると、同センターはこの女性を治療したことは認めている。

 同センターは、34歳未満の女性の同プログラム成功率が56%であるのに対し、43歳を超える女性の場合はわずか2%だとしている。

 米国で治療を受けるためにスペインの家を3万ポンド(約716万円)で売却したこの女性は、卵子提供者を「可愛らしく、茶色い髪をした18歳」から選び、精子提供者については、ブロンドで青い瞳のイタリア系米国人から選んだとしている。

 同紙で女性は「カタログの写真から選んだのよ。不動産屋のカタログを見て家を選ぶのとちょっと似た感じね」と語っている。
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この女性はあと何年生きて行けるのかな?
10年で77歳ですからね。

双子が幸せになることを心から祈っています。

不妊治療の実績調査へ

神戸新聞によると

 厚生労働省は、国と地方自治体が治療費を助成する不妊治療について、妊娠数や出産数などの実績を2007年度から全国的に調査することを、25日の検討会で決めた。

 不妊治療は経過や成果が詳しく分かっていないケースが多く、05年度は約2万6000組の夫婦に助成した事業でも、受給者数や給付金額程度しか把握できていない。厚労省は実態を調査、分析して事業の充実に生かしたいとしている。

 調査では、不妊治療を実施した医療機関が、治療方法や経過、妊娠や出産後の状況などを日本産科婦人科学会の登録システムに入力。厚労省は集まったデータから、治療、妊娠、出産、低出生体重児の数などを集計し、解析結果をホームページに掲載する。

また、
時事通信によると
厚生労働省は2007年度から、不妊治療で生まれた子供が6歳になるまで追跡調査を行うことを決め、25日の検討会(座長・田辺清男日本産婦人科医会常務理事)に報告し、了承された。全国の2000人を超す子供が対象。国が不妊治療で生まれた子供を調査するのは初めて。
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とあるが、鍼灸だけで生まれた子供は対象外なのですね。実態把握は難しいでしょうね。
実際、病院で妊娠に到らなかった人が鍼灸を併用すると約40%もの妊娠が確認されているのだ。
鍼灸だけと合わせると相当な数に上ると思われる。

未婚女性の卵子保存を容認

中国新聞によると
 日本産科婦人科学会は二十二日、東京都内で倫理委員会小委員会を開き、がんの治療で不妊になる恐れがある未婚女性の卵子を凍結保存する、民間の不妊治療施設による臨床研究の実施の容認を決めた。

 卵子の凍結保存はこれまでも不妊治療の一環で行われていたが、夫がいることが前提だった。

 実施を計画したのは国内約百三十の民間不妊治療施設でつくる「A?PART日本支部」(支部長・宇津宮隆史セント・ルカ産婦人科院長)。

 申請によると、白血病や悪性リンパ腫など血液のがんのため骨髄移植などの治療を受ける十五歳以上の未婚女性が対象。治療後に子どもを望む場合、保存していた卵子を体外受精させて出産につなげる狙い。卵子採取や出産が安全にできるかや、赤ちゃんの経過も追跡調査するとしている。

 卵子採取は北海道、宮城、東京、石川、愛知、大阪、鳥取、愛媛、大分の九施設で行い、三年で約三百人の卵子を保存する予定だという。

体外受精児、65人に1人

朝日新聞によると
 不妊体験者らでつくるNPO法人「Fine」(東京都)が、体験者と一般の女性に行った意識調査で、不妊治療の実態や、生まれる子の65人に1人が体外受精という現状に、一般の理解があまり進んでいないことが浮かび上がった。調査結果は20日のNPO法人「日本不妊予防協会」の設立総会で報告される。

 調査は昨年10月、インターネット上で実施。同法人の会員を中心とした不妊体験女性と一般女性のそれぞれ約100人ずつに、基本的な知識など20問を選択式で聞いた。

 日本ではカップルの10組に1組が不妊治療をしているとされる。この割合を聞いた設問では、体験者は76%が正解だった。しかし、一般の正解は49%で、「20組に1組」が15%、「50組に1組」も6%あった。

 また、国内で体外受精で生まれた子は、日本産科婦人科学会の03年度調査では「65人に1人」。体験者の正答率42%に対し、一般は11%と低く、「290人に1人」と最も少ない割合を選んだ人が34%、「210人に1人」も27%だった。

 一般の女性には、人工授精と体外受精の違いを理解していなかったり、「20代後半」とされる女性の生殖能力の低下開始年齢を、実際より高い「30代後半」と考えていたりする人も多かった。

 Fine代表の松本亜樹子さんは「不妊について体験者と一般の意識を比較する調査はこれまでなかったと思う。一般の人は不妊などについて正しい情報に接する機会が少ない。誤った知識のまま、生殖能力を過信することで『不妊予備軍』が増えたり、治療を特別視して偏見につながったりする心配もある。正しい知識の普及に努めたい」と話す。調査結果は近くホームページ(http://j-fine.jp/)にも掲載する予定。

精子採取に新装置

西日本新聞によると
 無精子症男性の体外受精の際、精子などを取り出すために精巣の中の精細管内を透かし見ることができる装置を、北九州市八幡西区のセントマザー産婦人科医院(田中温院長)が開発した。顕微鏡を使う従来の方法では精子を見つけるのに熟練が必要だが、眼科の機器を応用した新装置で発見・採取が容易になった。実証例では成功率が従来の方法の約2倍で、不妊治療の向上につながることが期待される。

 同医院は「精細管を透視する装置は世界初」としており、今夏以降に国内外の生殖医学会で発表し、改良を進めて特許申請する方針。

 同医院によると、無精子症の精子採取は陰嚢(いんのう)の一部を切開して精子をつくる精細管を外側から顕微鏡で見ながら、組織の一部をピンセットでつまみ採るのが主流。管のうち、外観が白色で太く伸縮性のある方が精子の存在する確率が高いとされる。それでも精子が見つからない場合が多いほか、医師の経験や技術で採取成功率が左右されるため「限られた医師に頼らざるを得ない状況」(田中院長)という。

 田中院長らは眼科医が使う「細隙灯(さいげきとう)」と呼ばれる器具が光を斜めから眼球に当て、内部を透かして見ることに着目。これに改良を加えた。開発した装置では拡大鏡の先に取り付けた細隙灯の光が精巣に斜めから当たるように設計し、これまで見えなかった精細管内の透視が可能になった。精子や精子になる前の細胞が確認できた。

 同医院は1年ほど前から開発に乗りだし、昨夏に新装置を現場に導入。これまで約50件の実証を重ねた結果、採取成功率は約30%で、同病院での従来の方法での成功率(約15%)を大きく上回った。

 田中院長は「改善すべき点はまだあるが、精子採取の成功率が飛躍的に上がるはずで、無精子症で不妊に悩む夫婦には朗報となるだろう」と話している。

■無精子症

 精液の中に精子が認められない症状で、100人に1人の確率で見つかる。先天性であることが多く、染色体異常などが原因となるが、多くの場合は原因不明とされる。精巣で精子をつくることができても、精子を精巣から運ぶ精管が詰まっている「閉塞(へいそく)性無精子症」と、精管が詰まっていなくても精巣で精子をほとんどつくることができない「非閉塞性無精子症」がある。開発された装置は「非閉塞性無精子症」の治療に効果があるとされる。

=2007/01/04付 西日本新聞朝刊=