多嚢胞性卵巣症候群と免疫疾患

不妊の原因は色々ありますが、その一つに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)があります。と、免疫疾患があります。
その二つが合わさったときにできていない人がたくさんいます。
そのPCOSですが、判別するのに、耳の後ろのうなじを見るとわかります。濃さによって判別できます。左右差がある場合、卵巣の差があります。普通、両方悪くなりますが悪い方だけ治療すると効率が上がります。
手を卵巣にかざして見ると多嚢胞になっているのが確認できます。

治療は糖尿の治療と自膣神経の治療です。
薬が合わない場合、ツボ治療がよく効きます。
片方だけですと3ヶ月、両方悪いと6ヶ月かかる場合もあります。

免疫疾患なのですが、PCOSを先に治さないとうまく行きません。
免疫疾患の話はまた次にします。

PCOSで皮膚に現れる特徴

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、女性の数%に起こる卵巣の病気です。肥満や糖尿病にともなうことが多く、また、皮膚にも症状があります。アメリカの患者を対象にどんな症状が多いかが調査されました。
この研究は、アメリカのサンフランシスコにある施設で、PCOSの疑いがあり受診した401人の女性を対象に行われました。診察で見られた皮膚の症状と、診断基準に従って最終的にPCOSと診断されたかどうかが統計解析されました。
PCOSと診断された女性では、多毛、にきび、黒色表皮腫の症状がより多く見られました。黒色表皮腫は皮膚が乳頭のような形状に厚く、硬くなり、黒褐色の色素沈着がある状態です。
研究班はこれらの結果から「多毛と黒色表皮腫は最も信頼できるPCOSの皮膚の特徴であり、診断のために包括的な皮膚の検査を必要とする」と結論しています。

参照文献
Cutaneous Findings and Systemic Associations in Women With Polycystic Ovary Syndrome.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=26720591