黄砂で男性不妊

YOMIURI ONLINEの小堀善友先生の記事によると、

アンドロロジー学会にて、オスの生殖機能に黄砂が影響するとの報告がありました。大分県立看護科学大学の吉田成一先生の講演です。
吉田先生によると、黄砂をマウスに吸引させることにより、精巣が萎縮し、精子を作る機能が低下しました。黄砂についていた微生物をマウスの気管内に投与しても、精子の数や運動が低下しました。ホルモンにも影響を与えることも分かったというのです。
興味深かったのは、すでに妊娠している雌のマウスに黄砂を投与すると、その子どものオスの胎仔数(赤ちゃんの数)が減ったことでした。また、その子どもの精巣重量は小さく、造精機能が低くなることがわかったのです(生殖器の発達遅延)。
今や話題のPM2.5なのですが、生殖能力にまで影響を与える可能性があるとのこと。注意が必要ですね。

気象庁黄砂情報

日本アンドロロジー学会では、精子形成、性分化から男性更年期障害、勃起障害、前立腺がんまでさまざまな発表、シンポジウム、講演があり、丸2日間、朝から晩まで熱心な議論がされております。