岡山県、合計特殊出生率2年ぶり上昇

 2010年の岡山県内の合計特殊出生率が2年ぶりに上昇に転じ、前年比0・06ポイント増の1・45となったことが、8日までの県などの調べで分かった。合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示し、少子化のバロメーターとされる。上げ幅はわずかとはいえ平成に入り最大で、率も 47都道府県中19位と前年より四つアップした。

 ただ増加したのは、晩婚化、晩産化で団塊ジュニア世代(1971〜74年生まれ)に当たる30代後半が全体を押し上げたためとみられ、県は世代が進めば再び減少に転じるのは不可避と分析。「少子化の流れに歯止めが掛かったとはいえない」(子ども未来課)としている。

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